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どうする生活習病のオンライン医療は?

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2型糖尿病は、dualincretin 治療の登場によって、ほぼ正常者と同じレベルにまで、血糖コントロールが可能な時代になってきました。

dualincretinとは、GIP-GLP1受容体作動薬、グルカゴンGLP1受容体作動薬、アミリンGLP1受容体作動薬などの総称です。

​こうした治療の進歩により、糖尿病専門医でなくても、高血糖を改善させ、体重を減らす事が可能となりました。

 

高血圧については、すでに治療を開始している場合や、ARB・ACE阻害薬の処方だけのための来院の患者さんにとってはオンライン診療のメリットがあると思います。

脂質異常症については、すでに治療を開始している場合や、処方してもらうだけの来院の患者さんにとってはオンライン診療のメリットがあると思思います。

睡眠時無呼吸症候群については、持続圧呼吸療法(CPAP)は、ウェブでデータ管理をしているので来院しなくてもオンライン診療でCPAP解析データの報告が可能です。

​肥満治療については

 

心不全については

 

 

 

本会は、そうした同じ志をもつ同志がチームを作り、ひとつのサロン会員として意見を交わそうと意図して作成されたのが、本会の主旨です。

商品

血圧も正常化し、高脂血症も改善し、かつ正常血糖値になった患者さん達は定期的に通院しなくなる

従来のような医療活動を、そのまま継続していると、糖尿病専門医の失業や、クリニックの閉院は大量におこることでしょう。世界中にいる糖尿病を研究している研究者も、高血糖のメカニズムを研究する必要はなくなります。

​それだけでなく、多くのナース、管理栄養士らも、失業か離職の危機を免れません。また、ダイエットを指導してきた医師や美容外科医師達にも、過当競争が生まれ、糖尿病を専門とする医師には優秀な医師は生まれにくくなるはずです。もちろん、ライザップを始めとし、多くのダイエットプログラムを掲げてきたフィットネス業界やアプリ業界、PHR(Personal Health Recording)業界など、他分野において職を無くす人達が沢山、生まれてくると思います。

また、dualincretinは、多くの循環器疾患も、劇的に減少させる事が知られています。したがって、糖尿病専門医のみならず、循環器専門医、呼吸器専門医などの仕事も大幅に減少していくことでしょう。

今後、生活習慣病を中心として医療活動をしてきた、優秀な糖尿病専門医や循環器専門医らがうまれてこなくなる、、それはゆゆしき事態です。そうした事を阻止するためには、どうしたらいいのか、糖尿病を専門とする医師、パラメディカルがディスカッションをし、かつてのように、生活習慣病の改善に対して、どう立ち向かっていったらいいのか、あらたなチーム医療の形が望まれてくるはずです。

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どんな特効薬ができても糖尿病の医療はチーム医療

01. 

2型糖尿病は遺伝性であり、親子が一緒に患者さんになり、医師はその主治医になることがあります。その意味ではファミリードクターになる必要があります。そして、治療する側も、患者さんの生活環境を理解しながら、チーム医療を心掛ける必要があります。

02. 

どんな治療をしても、暴飲暴食をしていたのでは、糖尿病は改善しません。dualincretin治療では、暴飲暴食をしていると副作用が強くでてきます。そのため、生活習慣を正し、食生活や運動を指導するエクスパートの医師、ナース、栄養士の必要性はなくなりません。

03. 

血糖コントロールが正常に近づけば、それを定期的にチェックできている事の確認が必要です。それを、糖尿病専門医ではない、一般内科医に任せるのは不安が残ります。糖尿病専門医は全身を隈無く調べ、合併症を治す能力がありますから、優秀な糖尿病専門医の存在は絶対に必要なはずです。


パーソナライズされた
治療法の提供をめざして

全ての2型糖尿病患者さんが、dualincretin製剤の適応になるとは限りません。

DPP4阻害剤、SGLT2阻害剤、SU剤、αグルコシダーゼ阻害剤、メトフォルミン、

ツイミーグ、ピオグリタゾン、そして、インスリン治療が必要な患者さんは、

未だ沢山、居られます。そうした内服治療ですむはずの患者さんに、あえて、注射療法をはじめから

勧めるべきかは疑問が残る問題です。

では、どのような内服治療を残し、併用していけばいいのでしょうか?

​その答えは、患者さん個人個人に会わせた、パーソナライズドされた治療法を提供していく、糖尿病専門医の医術にかかっています。そうした集合的な知恵を、今後、糖尿病専門医は、集まり、新たなガイドラインを作成していく必要性にせまられてくることでしょう。

HDCアトラスクリニック 院長 鈴木吉彦 MD., Ph.D

D to P with D  の治療が中心に

いくら特効薬ができたとしても、糖尿病は全身疾患です。糖尿病の3大合併症のみならず、血管合併症や、その他、原因不明の免疫障害や炎症なども合併します。さらに肥満もあり、癌になりやすい場合もあります。その意味では「総合内科医」としては、一般内科医より、優れたポジションにいます。

ですが、そういう「糖尿病の専門医師」が、患者さんの近くにいるとはかぎりません。近くにいるのは、一般開業医であったり、他の専門分野の医師である場合があります。そういう時に、D to P with D という治療体系が必要となります。最初のDは、糖尿病専門医です。Pは糖尿病患者さんです。そして、最後のDは、糖尿病を専門としない一般内科医のことを指します。つまり、

​D to P with D は、例えば、1ヶ月に1回は近所の内科医で採血をして、その結果を、次の月には1回は、糖尿病専門医に報告し、指示を仰ぐといった方式の医療体系となります。そして、これを実現するには、チーム医療をベースにして構築された「オンライン医療」の仕組みが必要になるわけです。

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患者を最も熟練した医師(糖尿病専門医)が専門的なニーズに応えます

ナースや検査技師など、いわゆる、パラメディカルスタッフは、糖尿病専門医の指示に従い、チーム医療で、よりレベルの高い医療技術をもって治療を行います。

ただ、糖尿病専門医が遠くにいて、近くには、一般内科医しかいないという場合には、近くの一般内科医から、糖尿病専門医が指示した内容を参考にして、投薬を行い、検査なども受けます。

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オンライン診療にまったく新しい意味を与える

コロナ禍の影響で、数多くの「オンライン診療」システムが登場しましたが、主たる治療形態は、発熱外来を意識した、患者と医師との、1対1の関係で繋がるオンライン診療や相談だけのツールばかりです。

ですが、糖尿病医療は、基本、チーム医療が中心ですから、1対1のツールでは、十分な威力を発揮することは不可能です。

​よって、糖尿病診療、特に、糖尿病に特化したオンライン診療の形態をもつ「独自のオンライン診療」システムが必要になります。

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  • 糖尿病専門医が対応するだけでなく、糖尿病療養指導士をもつナースや栄養士がサポートし、専門医は、できるだけ専門性の高い治療内容の投薬に集中し、それ以外は、パラメディカルにまかせる体制が必要です。そのためには、ひとつの施設ごとに、各従業員が個々に個別のアカウントをもつ必要があります。つまり、ひとつの施設に、マルチアカウントを提供できるオンライン診療のシステムが必要になるわけです。

  • 定期的に通院している患者さんの場合には、外来にきた時に支払いをし、オンライン診療の時には、クレジットカードの登録がなくても受診できるような体制があれば便利です。特に介護施設に入居しているご高齢の方がたにとっては、そうした仕組みを事前にあるシステムが必要となります。

  • 患者教育も必要で、時には50名以下の人を集めて、糖尿病専門医がWeb Seminarを開くことができることも必要です。昔から続いてきた、教育入院や、患者の会の意義も残す必要があります。さらに、最新の治療法や、その考え方を担当医から定期的に教えてもらうことも必要です。

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